コロナ休みがまだ私のパンツのゴムごとく、ゆるゆるの雰囲気だった2月のあるとき、
3家族で集まってたいつものママ友のうちの1人が「昨日旦那にナイトブラの広告手渡されたんだけど、誰かしてる人いる?」と私たちに聞いた。
「ナイトブラってなに」
「通常でもブラなんてしてないのにナイトもブラするわけないじゃん」などということを私とママ友は答えた。
「えっ、普通のときブラしてないの?」
「してないけど。」「してないよね。」
「まじ?ノーブラってこと?」
「ブラトップ」「私も。子供うんでからずっとブラトップ」
「えーーっ、や、信じられない、なんか恥ずかしい」
「ちょっと、別に恥ずかしいことなんて一つもないぞ、パンツは入るし乳首も浮いてないっつーの」
「や、なんかそういう問題じゃない・・・」
「おい、ブラトップバカにするなよ、こちとら365日×5年してるんだぞ」
などと言う会話ののち、
「そういや私はいつからブラしてないんだっけ」とふと振り返った。
夜勤してたときは胸元苦しいのが非常に嫌でブラトップで出勤してたのは覚えてる・・・
日勤・・・はかろうじてブラしてたよねぇ
そうそうだってハワイ行ったら必ずビクトリアシークレット立ち寄って安くてかわいいパンツとブラのセットを購入してたし・・・
その後妊娠して出産したから未使用のままメルカリで全部売ったけど・・・
もし私の夫が木村拓哉(別に特別好きと言うわけじゃない)、いや木村拓哉だったらブラトップだわ、
もし私の夫が坂口健太郎だったら、ブラしてるかも。ナイトもブラしてるかも。
もし私の夫が松坂桃李だったら、いやいや、それはブラしてるね、だって娼年見ちゃってるしね、それはナイトもしてます。
もしも私の夫が20代だったら、私はもうちょっと自分のボディというか、ボディラインというか、そういうものに気を使ったんじゃないか
ってことはやはり自分の夫のことを見くびっているんじゃないか、本来だったら女性として、人として美しくありたいという気持ちがだらけて、それが伸びきったブラトップにも現れてるのじゃないか、
もし夫が突然死んだとして、しばらくは悲しみにくれるだろう、立ち直れないかもしれない、もう一生分の気持ちは使い果たしたと思いながらもそこは私、
きっとまた恋をしたいなどと壮年期になって思うとする、そのときに30年間ブラしてない女が選ばれるか、いや、選ばない、選ばれない、答えは明確だ。
ウーマンリブ運動のときは女たちはこんなものに締め付けられてるからと大量のブラを焼いたと本に書いてあったけど、締め付けてるのもたしかにブラだけど、支えてるのも確かにブラなのだ。
息子は私のパンツを買いに下着売り場に立ち寄ったとき、ブラジャーを指差し「おかあさん、これってなに?」と質問してきたこともある。こんなんじゃダメだ!
よし!!
そして私は決心した。2週間ブラチャレンジ!
それは2週間毎日ブラしてみるというもの!言葉通りです!
とりあえず3日間こっそりブラを着用し、うん、なかなかいいかも、続けられそう、
その時のメンバーのママ友に上記報告し、「U子ちゃん!出会って過去一番胸が上にあがってるよ!」などと言われ、
「そりゃ出会ってから一度もブラして会ったことないからな」と言い合いながら、なかなかブラ着用するのも気持ちが引き締まっていいなぁなどと感じた3日目の夕飯時に、
夫に「こんな話があってかくかくしかじか、ってことで私最近ブラしてるんですけど、なんか変わったことある?!どぉ?」とカイリキーのポーズをしてみせると
「いや全然よくわからんけど、俺はブラよりブラトップ好き、セクシーじゃん」と一言。
あんたそっち側の人間だったか
あんたがそっち側の人間なんだったら私もう一生ブラトップでいいわ。ふぅ。
何を言いたいかというと、そういうことで私は今日もブラトップしてノーブラということです。別に女性意識の低下ということではなく、夫に趣味にあえて寄せてる、という。
なんでこんなことをいきなりブログで書こうと思ったかは、息子がとってくれた自分の姿があまりに悲しい様子でしたので、それを思い出し、ひさしぶりに会った誰かに「あんた全然かわらないね」と言われたいけどそれもはや夢物語だわ、と思った、ということからです。
人を美醜で判断しない!人は中身!中身は結局顔にでるんだわ!!
わははは!そりゃ結局人は見た目ってことじゃねぇか!
って朝ドラエールのワンシーン見ながら「その通りなんだわ」と頷いた。
エールは吃音者が主人公ってことで見ようと決意したけども、今となっては吃音者じゃなくても大変すばらしいドラマですので、これから半年間も楽しみです
あと久しぶりにiTunes Storeでアルバム購入しました。
ちょっと日常と違うことするの、とてもいいよね。聴いたことない音。あたらしい音楽。元気でる。
Judee Sill - Crayon Angels 1971