先日息子と夫がベッドの上でキャッキャしながらじゃれていて、
息子の足が夫の股間にヒットした。
夫は「ウッッ」と呻き声を上げ、
そのあと「クッッッ」と苦しそうに芋虫みたいに丸まった。
小さな息子はキョトンとしたけれど、とりあえずキャッッキャの続きを求めようとしていて、そばで見ていた私に笑顔を振りまいてきた。
夫はまだ芋虫のようにうずくまって、「アァッ、クゥッ」などと小さな声をだしている。
「だ、だいじょうぶ?」と激しく喜んでいる息子を止めて、一応心配そうな顔をつくって声をかけると、
「せっ、せなかっ」と目を(><)こんな感じにしながら訴えてきた。
私「え?」
夫「せなかを叩いてッ」
私「は?」
夫「だからッ、背中、ポンポンしてッ」実に苦しそうな様子であった。
しかたなしに私は「こう?」と適当に手のひらで背中をポンポンと軽く叩いてみるが、
夫は「ち、が、うッ、グーで!!もっと下ッ!!!」とイライラした様子で指摘し、
「え、えぇ?こ、こう???」と指示通りにやろうとする私の手を払いのけて「もういいっ」と自らの拳で腰のあたりをトントンと叩いていた。
私はそれを見ながら、こりゃ出産のときに腰さすってって言っても男にはわからんわなぁ!とぼんやり思った。
次男の出産から丸4ヶ月が経過し、5ヶ月目に突入した。
あの日から夏が終わってもう一面冬景色だし・・・と窓の外の真っ白の銀世界を見て思う。今年の冬はいくら北海道だからって早すぎる到来なんだけど、着てしまったものは受け入れるよりしょうがない。着て欲しくないけど毎月くる生理みたいなものだ。
二人育児にも徐々に慣れて、長男も次男の存在に慣れてきたようだし、首が座り、おんぶができるようになったことと、断固拒否していたおしゃぶりをやっと受け入れくれて、一人でチュッチュと眠りについてくれるようになって、気分的にすこしだけ余裕が出てきた。
長男と次男をひとりで長時間面倒見ることも可能になってきたし、
おんぶで散歩したり家事をしたりすることができるので、長男のもどかしさも減ったようだ。
次男が生まれてからのこの数ヶ月はたいへんだった。
大変だったなぁって言いたくないくらい大変だった。
大変じゃない人たちを羨ましく思ったし、たいへんであることを人に言いたくないくらい大変でした。
そんな中でこの本読みました。
妊娠・出産や出産直後がものすごく大変で孤独でキリキリしていた話がやさしくのってます。
私も長男を出産したときに思った、え、み、みんなこんなこと経験して子育てしてたの・・・・こりゃ、こりゃぁまじで大変だわ・・・・って気持ちを、彼女なりの視点で語ってくれる。
誰かに理解してほしいって思ってるわけじゃないけど、知ってる人に共感してもらうと楽になる気持ちって確かにあるなぁと。
私も今だったら二人育児の先輩に「いま本当大変だよね、体大丈夫?」って声かけられたら泣き出しそうだなと読んでて思った。
自分だけが大変なんじゃない、自分だけが経験してるんじゃない、自分なんて恵まれてるほうなんだってストレスを緩和するテクニックを適宜使用しているけれど、
それでも現状につぶれそうになって孤独を感じる日もあり、
しかし子どもは間違いなく愛おしくどんどん成長していくし、
なんだかしあわせには間違い無いんだけど孤独な母親が、私以外にもこの世にきっとたくさんいるんだろうなぁ
二人目の出産の話をすると、
長男の出産と同じように早朝の破水から始まり、陣痛開始から1時間30分かからず産んだ。友だちにはまじで驚異のスピード出産と笑われた。
出産後も元気だったし、夫も「俺が分娩室で携帯いじってたら生まれたよね」というので、すごくあっけらかんとこなしたような気になってたけど、
だけど体のホルモンや創傷治癒なんかで、身体はだいぶんがんばってくれたんだよなぁってことを本を読んで改めて実感した今日でした。
うむ、そう、早いからって楽なわけではないのである。人に言われたからって自分でも楽だったなんて言っちゃダメだよな、痛いのはもちろん表現できないほど強烈に痛いんだし。
さて、はやりの生姜ココア飲んで寝る。
今日から夫がベッドを解体してマットだけにしてくれたので寝るのがすごく楽です。
やっぱり子どもと寝るには布団ごろごろタイプの寝方が一番楽だわ、なんでか知らんけど。
さて、ちょっとヨガしよ、おやすみなさい。