Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

バベルの塔

昔ヨーロッパの旅行中、イビサ島でイタリア人の男の子と知り合いになった。

(ひとり旅の道中はものすごく暇だったので、日本人もカナダ人もフランス人もアルゼンチン人もイタリア人もトルコ人も色々な人々と知り合いになった)

 

どこだったかよく覚えてないけど、船着場にある適当なカフェみたいなところでランチすることになり、

そこで私はイタリアでは幼少期にパスタ食べるときに音を立てちゃダメとママから教わることや(私はかわりにそばを食べる時はこうするんだよ、といいながらゾゾゾゾとすするジェスチャーをして嫌な顔をされた)、イタリアでは2回チュッチュと左右の頬にキスしてハグするけど、南米の人は3回だ、などということを知った。

 

そして日本は?出会いや別れの挨拶はどうするの?と聞かれたので、

「Just say Hi,just say goodbye」と答えた私に彼は、「Oh,cold....」と目を細めて言ったのだった。

 

私はイタリア人もそういうの「冷たい」って表現すんだなぁとそのとき思ったんだけど、

 

今日そのことを思い出しながら、

 

ただ単純に皮膚感覚としての寒いや、皮膚感覚としての暖かいと同じように、多くの言語が分断されたこの世界で、人の心の冷たい、暖かい、寂しい、嬉しい、楽しい、そのほかいろんな感情を表す言葉があるってことは、なんかすごいっていうか、ほういう気持ちというのは、人としてほんとに基本的に持ってるものだよな、

 

などということを考えていた。

 

いきなり何って、今日の最高気温は−6度で、仕事の大きな荷物を担いで外を10分くらい歩いてたんだけど、

「さむぅぅぅ、さっむ、寒いって100回叫びたい、今外歩いてる人全員私と同じこと考えてるんじゃないか、この世界中でこの場所よりも寒いところってどんくらいあるんだ、ロシアはここより寒いのか」など思いながら真っ白な頭でもくもくと歩いていて、

そこで「そういやあの人、coldって言ってたなぁ」と遠く美しいイビサ島思い出した、というだけの話です。

 

ワビサビやウマミやトキメキとは別で、人の内面の感情はしっかり名付けられてんだな。

 

 

 

ところで今月の20日に来たる大事な結婚式のため、妊娠する前に購入したワンピを着たらピッタピタのピチピチ。

いわばボディコン風になってしまった、かわいいかわいいマリメッコのワンピース。

 

…小さい…ファスナーは締まるけどピチピチだ……こ、これって大きくしたりできんのか?と神頼みでお直ししてるお洋服屋さんに持って行ったら、できないことはないけど時間はかかります、とのこと。

 

がーん、時間はないんです、

 

じゃあしかたないですね、あとはこの2週間で私が痩せればいい話ですよね…と冗談で言ったんだけど、

 

オーナーさんは意外にも、うーん、2週間ならなにも食べなければ痩せますね、あとはサラシぐるぐる巻いて締めるとか!?と本気で返されたので、

 

そういえば産後につかってたガチガチのコルセット骨盤ガードルあったじゃない!あれは今後万が一また妊娠したら困ると思ってメルカリしてないのよ!!とウキウキと着用してみたところ、なんとワンピに隙間ができた!!!

 

うほー!あのオーナーさんの言った通りだー

か、い、け、つ〜〜〜!(IKKOさん)

 

コルセットって全然実感なかったけど、締まるのねえ!勉強になりました。

 

 

そういうわけで、ワンピは入ったけども、あと2週間はダイエットしよう!などと朝に決めて、

 

そしたらそう決めただけなのに突然いろいろ欲しくなって食べたくなり、食事のことしかかんがえられない、食べたくてしかたない、いやダメ、まだ1日目なんだよ!?だから太ったんじゃないのさ?!という葛藤があり、

結果ごくふつうの食事を摂ったものの全然少なくて損した気分になって、

たった一日もなのに、食欲への自分の執着についてあらためて知ってゾッとした、という一日でした。

 

 

今日は夫がお休みだったので、わたしの仕事帰りにそのまま回転寿司してきました。

疲れないし楽しいし機嫌もいいしで最高!

 

 

あぁ、お寿司食べたあとに減量と考えただけでまたなんか腹たって食べたくなるし、悲しくなるわ、早く寝よ、さておやすみなさい。