怒りのゲルニカ
札幌に住む友人が、実家にかざってあったピカソのゲルニカを引っ越しに伴い処分することにしたから、もし欲しいなら譲るといってくれたので、本日うけとりました
ゲルニカはスペインを旅行しているときに、マドリッドのソフィアなんちゃらかんちゃらまで見に行った。
ものすごく暇だけど暑くて荷物は重いし、どうやら治安もそんなに良くないらしいし、ただでさえ話せない英語はまったく通じないし、スペイン語の辞書かたてになんちゃらかんちゃら駅で手続きしたことと、地球の歩き方を頼りにフラメンコとゲルニカしか見た記憶しか残ってない。
ゲルニカはすごく衝撃的で、真っ白い部屋の中にただ一枚大きなこの一枚がかかっていて、人がガヤガヤしていて、
だけど絵の前にたつと真っ白になるくらい迫力だった。ピカソが何を伝えたいのか、言いたいことがダイレクトに伝わるような。
なので家にかざるにはやや不適切か?と思ったけどありがたくいただいた。
友人からは「子どもの頃からすごく怖かったし、娘もちっちゃいとき怖がってたから子どもたち怖がるかも」とメッセージをもらったが、
それ通り3歳の長男は「お母さん、あれなに?こあい、こあいのいるよ」と言う。
子どもって本当に教えなくたって大切なこと知って生まれてくるんだよな、そう思った。
そうだねこあいのいるよねなんて返答しながら、戦争がひどく不幸で怖いものだってことを大きくなるまで絵で伝えていこうと思った。
ところで本日はのびのびと休日を謳歌するH氏の身勝手さにめっちゃイラついてイライラしていましたが、カーリングのすんばらしい試合で帳消しになった。
H氏には今度ひとりで遊びに行くときはおみやげを忘れないで欲しいという内容を伝えて見たけど伝わっているかどうか。
「これおみやげ、U子のすきなおやつだよ」「おつかれさま」「今日出してくれてありがとう」「ひとりで疲れたよね」「歯磨きと寝かしつけは俺がやるから」まで言えて実行してくれたら次も快く送り出せんですけどね。
しかし一方で考えてみて、私がたまに夜友達と外出するときに不機嫌な態度でぐちぐち言われると張り飛ばしたくなるほどのいらつきを感じる。
いつもがんばってんだからそんくらいやってくれやばかやろー!みたいな気分なので、もしかしたらイラついた妻に不機嫌な態度でねちねちやられて、H氏の休日気分も台無しなのかもしれないですね。
「怒るのは許すことよりずっと単純で簡単です」という誰かの言葉を思い出す。
心がけるのは怒ることじゃなくて許すこと・・・・
なんども自分に言い聞かせて、今日はハーゲン食べて寝ます。おやすみ。