Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

優柔不断な女

それは私です

 

H氏はよく「あんたよく考えなさいよ」と私に言う。

 

私はそのつど「考えてるし!」と反論するんだけど、どうやら私の「考えている」は彼のそれに達しないらしい。

 

 

てゆーか、そんな色々考えたって、無駄なきがする。

結局は考えの末に得た結論が失敗することもあるし、適当に選んだものがヒットすることもあるんだから、選んでみないとわからないってゆうか、それに適応するしかないってゆうか。

 

H氏に言われたあと、たいてい私はそんなことを思って、ますます自分の「考えてる」とH氏の「考えなさい」という言葉の板挟みになって、どうしたらいいのかわからなくなるのだった。

 

 

今日もショールームにキッチンを見に行って、人造大理石やステンレスの説明をうけ、その長所、そして短所ともに学び、

それぞれにいいところがあり、それぞれに悪いところがあることを深く知り、

 

結果。それで結局どうしたらいいのかよく分からないまま帰宅した。

 

H氏は店頭で店員さんに色々とどんなキッチンがいいかと質問されて、頭の上で虹色のグルグルが出て適当に思いついたことを言っている私に

「ちょっと、もう一度よく整理してみなよ、アメリカとかの古いキッチンみたいなのがいいって言ってたのはどこいったの?ステンレスのキッチンがよくなったの?どの形がいいのかもわからなくなっちゃったの?」と苦笑いしながら質問して、さらにフリーズを悪化させた。

 

帰宅する車の中で「U子は深く考えないで決めるところがるから、もっとよく考えたほうがいいよ、素材のこととかさ、収納のこととかさ、それぞれにいいところがあるんだから」と言っていたが

 

私はぼんやりと、「てゆーかよく考えてたら結局決められないじゃん、よく考えてたらH氏と結婚してたかどうかも難しい問題だわ」などということを思っていた。

 

そしてふと、この人、まきストーブのこともよく考えて決められないのに、よく私と結婚しようと決めたなぁ、私なんて長所と短所がものすごく極端なアンバランスな相手なのにねぇ・・この人にしては大胆な決断・・・・と思った。

 

そういえば、結婚前に「俺、ちょっと色々考えたいことあるから結婚については待ってほしい」的なこと言ってたわ、ということを思い出し、

 

「ね、結婚前に色々考えるって言ってたけど、何考えて私と結婚したの?」と質問すると、

 

「俺はあんたと結婚したら、離婚する可能性十分にあるってことを受け入れたの。」と返ってきた。

 

「離婚する可能性あっても結婚したかったってこと?リスクより一緒にいるほうを選択したってこと?」と重ねて質問したが、

 

H氏は「はぁ?』と呆れた顔をしてそのまま寝てしまった。

 

 

大事なのは、ときめきだってわかってるんだけど、色々ときめく気もするし、何にもときめかない気もするし、

 

てゆうことはまだ運命のキッチンに出会ってないような感じもするし、あたしってほんと優柔不断なんだよなぁ

 

 

食事のメニュウもいつも決められない。

 

H氏のときは悩んだりしなかったんだから、やっぱりときめきが足りないのは運命が足りないのかなぁ

 

 

という実に乙女チックなキッチン選び継続中です

 

 あれ、でも、結婚相手に関しては迷わなかったというより選択肢が他になかったんだから、迷わないのはあたりまえか。

 

なーんだ、そうだったかぁ!

 

 

ということでおやすみなさい。