妊婦の話です。妊婦に興味ない方は読み飛ばしてください。
昨日からお盆休みで中学の先輩が帰郷していたので、今日は一日遊びに出てました。楽しかった〜
朝の2時半に起床し、車で1時間ちょっとの峠まで雲海を見に行き(台風の影響で通行止めだった)、帰宅して少し眠ってから夫を仕事に送り出し、
洗濯と冷蔵庫掃除、犬の散歩、部屋の掃除などなどを終了させてから1時間ほど昼寝し、
昼になったのでその先輩と1時間くらいドライブがてらランチを食べにいって、夕方から0時まで仲の良いメンバーで食事をしていた。
「タフだねぇ、妊婦なのに」と言われる。
いや、私は全然タフじゃない。
だって私、いま仕事してないもの!!
これでみんなのように仕事して遊んでたらタフかもしれないけど、
予定のない日は一日中だってゴロゴロして、掃除だってサボることあるし、2ちゃんねる(既婚者の墓場)と知恵袋と小町とエッチな同人誌(マンガ)読んで、眠くなったら昼寝し、夫が仕事から帰宅する時間にあせあせと夕飯の準備をしだして、昼寝のしすぎで夜も寝られず、次の日また寝不足ゆえに昼まで寝てしまって、激しい自己嫌悪に陥るだけなんだから、
せっかく友達が来て、イキイキと楽しく外出できる機会を逃すものか!!!
イキイキと活動していたら、最近連日雨だったので外出する機会が減って右肩上がりだった体重も、いつのまにかスッキリ戻っていた。よ、よかった…。
私のイキイキ具合とは裏腹に、
先輩の母は「あんた妊婦連れ回して大丈夫?」などと怪訝な顔をしていたらしいし、
私がせっせと遊んでいる様子を知る幼なじみの夫と家族は「U子はまだそんなことしてて大丈夫なの」と怪訝な顔をして心配しているらしい。
へ?心配ってなにが?運転してて腹つっかえて左右見えないとか心配ってこと?
別に腹も張らないし、大丈夫だけど…、心配ってどこが心配なの?と訪ねると
「何を心配してるのかはよくわからないけど、自分一人の身体じゃないとか、疲れやすいとか、そんなところなんじゃないの」と幼なじみは言う。
私はつわりも人と比べたらかなり軽いほうで、とくにマイナートラブルというトラブルはほとんどないままここまで来た。
真冬の2月は父親が死んだため何度か札幌を往復したし、
3月は友人の結婚式でハワイに旅行し、5月は自分の結婚式で沖縄の新婚旅行にでかけ、6月はH氏と温泉に泊まりに行き、7月は大学のバイトしたり富良野に遊びにいったり充実していた。今月も友人達と温泉旅行に行ったり、H氏と遠出する予定があったりと割と予定があって、
周囲の人々は「あんた妊婦なのに、そんなことして大丈夫なの」と怪訝な顔で心配をする。
大丈夫ってなにが?
体調はいいし、太り過ぎでもないし、やせ過ぎでもないし、検査で今のところ異常ないし、腹も張らないし、疲れたら休んでるし、遠出するときは母子手帳もって行くし、国外には出ないし、心配ってほかにどんなことを予測すればいいの?
「健康だね」と言われて自分も心からそう思うけど、でも思い返せばそれなりに、吐き気はあったけど無視して食べれるものを食べれたし、
そういえば頭痛と吐き気で死ぬ思いをした1ヶ月はあったものの寝てりゃ元気になったし、
そういえば急に音が遠くなったりして耳が不調の時期もあったけど、無視してたらいつのまにか治ったし、
今までの人生で最低ってくらい頭皮が荒れたことや、肌荒れしたこともあったけど、いつのまにか治ってるし、
でもそんなこと、「つわりつらかった」うちに入らない。
盲腸を我慢しすぎて腹膜炎にかかり、熱性けいれん出たことや、腹部ドレナージで1ヶ月間生理食塩水で腹腔洗浄されたり、ドレーンの入れ替えをして腹のなかをいじられたりしたほうが辛かった(今のところ人生の中で身体的に一番つらかった)。
こうやって振り返ってみると、そういえば、いつのまにか○○で済んできた私の妊娠経過は、人と比べたら「軽い」ものなのかは今となってはよく分からないけど、
タバコやお酒はもちろん、身体に悪いとされていることはしてないし、添加物が入ってそうなものはできるだけ控えてるし、食べた方がいいものは積極的に食べてるし、出産準備のストレッチは毎晩30分妊娠が分かったときから続けてるし、体重だってそんなに増えてない。乳頭マッサージも続けてる。夜も数えるくらいしか外出してない。
それでも、他になにか気をつけることがあるのか。
これでも、心配されるようなことが、あるのか。
もっとしたほうがいいようなことがあるのか。
9ヶ月を目前にしてなんだけど、妊娠ってなんだろ?
妊娠は病気じゃないとか言われるけど、病気じゃなくたって大変なものには変わりない。
妊娠は生理みたいだ。
生理も病気じゃない。
だけど生理によって女性の生活が左右されることには変わりなく、自分の生理をどうやってコントロールしているかによって1ヶ月の生活の質は大幅に違う。
生理痛がひどいのを放っておく人もいるし、仕事をお休みするくらい辛い人もいて、なんとか改善したいと食べ物やヨガで改善しようとする人もいるし、ピルに頼る人もいるし、人それぞれで、
でも結局のところ、今までの自分が、といかに身体と向き合ってきたか、どうやって自分の症状を改善してきたかってことで、生理も妊娠も、女性特有の習慣の過ごし方って違うんじゃないかと思う。
きっとたぶん、大事なのは妊娠中に何かをしないことや、何かをすることなんじゃなくて、
自分がどうやって自分の身体とつきあっていきたいのか、どういう妊娠生活を送りたいのか想像すること、
どんなトラブルを避けたくて、それに対してどんな予防をするのかきちんとした知識を勉強すること、
もし残念にもトラブルが起こってしまったときに、自分がなるべく後悔せず、納得できるように準備することが大切なんだと思う。
むやみに心配すればいいってもんじゃない。
知識をつけた上で心配しないと、ただヘナヘナと自信もなく、確信もなく、「妊婦なんだから身体大事にしないとダメ」という不明確な周囲の言葉に流されて10ヶ月過ごしてしまう。
どんなことがあっても、自分が納得した形で出産を終えれるように、しっかりと準備する10ヶ月と考えると、それなりに実りのある期間だな、と思う。
さすがに9ヶ月超えたら遠出は不安なので、8月は身体の動くうちに事務的な手続きを含めてやれることをやろう。
人の意見に依存しない。自分で納得する道を選ぶこと。
やってよかった、これでよかったと最後に思える道を選ぶこと。ほんと、どんなときでも、原点はここだなぁ。
というわけでおやすみなさい。
今日はとても良い一日でした。