Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

ベールの向こう側

もう少しで7ヶ月。早い。

 

今日はH氏が不在なので、幼なじみと食事へ。

たまに無性に食べたくなるクアトロフォルマッジを食べにピッツェリアへ行きました。

 

ブルーチーズ最高!

あたし、あれ朝食にしても食べられる!!ハチミツないと嫌だけど!!

 

そこのお店はクアトロしかおいしいピザがないので、1枚だけ食べて近くの焼き鳥屋へハシゴして、お互いの近況報告?みたいなのをしてたんだけど、議題は「子どもができると夫に対しての要求が増えるのか」という疑問。

 

幼なじみの友人が最近2人目を出産し、てんやわんやしながらも忙しく生活しているんらしいけど、最近夫に対しての不満が溜まりに溜まっているらしい。

 

ママ友の夫は、お休みの日は少しの時間だけど子ども達を連れ出してくれて、自分の時間をくれたり、家事を片付けたりする時間があるんだけど、

うちの夫はアイロンがけしかしない、相手に気を使えない、などなど、一人目を出産したときにはなかった不満がドシドシ出てくる最近らしい。

 

幼なじみは「あんたアイロンがけしてくれるだけいいよ、あたしゃアイロンがけなんか大嫌いだからやってくれるならゴミ捨てしなくてもいいよ」と言ったけど、ぼんやりとスルーされた、と。そりゃスルーされるわ。

 

もともとその友人は、すごく穏やかで物静かな性格で、一人目が生まれれたときもそのような不満も喧嘩もなかったけど、やっぱり2人目となると違うものなの?

どーなのどーなの、子どもいないから大変さはよく分からないのよね、結局。

 

こっちがなんか言っても、「あんたは子どもいないから分からないでしょ」と言われたら「すんませんでした」って感じだしねぇ、実際子どもいないから分からんし。

 

 

だけどそうやって話しててふと思った。

例えば私たちはいま結婚してるけど、独身の友人に結婚生活における不満や悩みを言ったとして、その人に対して「結婚してないから分からないでしょ。結婚って大変なんだよ」とは絶対に思わない。

 

働いてるときの辛さや悩みを専業主婦の友達に相談したときに「あんたは働いてないから私の辛さなんて分からない」とも絶対に思わない。

 

だからそれと同様に、子育てに伴う夫に対しての不満や怒りを誰かに話して「そりゃあんたが悪い」と指摘されても、「子どものいないあんたに分かるもんか」なんて、それも絶対に思わないんじゃないか

 

思ったとしたら相当限界まできてる。

友人なんかじゃなく、実際にヘルプしてくれる誰かに真剣に相談した方がいい。

 

それとも子育てについては例外中の例外なんだろうか。

どっちにしてもよく分からないけど。

 

 

自分の超えられない壁を、自分が超えなくちゃいけないステージを、うまくいかないからって誰かのせいにするのは気持ち悪い。

 

子育てて大変なことを、夫のせいにするのも違う気がする。

だって夫は仕事がめちゃくちゃ大変だったとしても、私のせいにはしない。誰かのせいにしないで働いてる。

 

だけどそれも、「私も子ども産む前はそう思ってたけど、実際産まれたら違うんだって!ま、産んだら分かるよ!」と言われてしまう決意なんだろうか…。想像だけでも、なんて失礼な…

 

自分のこの先の人生はいつも、未来が見えてるようで、見えてない。

ポイントポイントに関門があって、その関門の先はすぐそこに見えてるようで、のれんみたいなベールがかかっていて、いつもなんとなく見えないのだ。

 

独身コースから結婚コースに入る前の関門で、結婚コースの経験者たちは「結婚したら色々大変だよ〜」「まぁ結婚したら色々あるよ〜」「独身のときとは違うよ〜」「いつまでも夫のこと大好きではいられないよ〜」「自由が減るよ〜」「他人だもの、腹たつことたくさんあるよ〜」などと不吉なことばかり自慢げに語り、

け、け、結婚って大変なんだ…私もいつか夫のことを「給料を運ぶマシーン」として位置づけする日がくるんだろうか…と無駄な覚悟をしたものの、実際にドアをくぐって見ると結婚は今のところ最高だ。

 

寝る前には夫に感謝し、一日に10回以上大好きだと確信し、夫が帰宅すると毎回嬉しい夢のような生活を送ってる。

 

結婚から妊娠コースに入ったときも、「つわりでしんどいよ〜」「情緒不安定になるよ〜」「夫が腹立つよ〜」「喧嘩増えるよ〜」などと不吉なことばかり語られ、

そそ、そうなんだ、妊娠するとそうなるんだ…などと不安だった私は、7ヶ月に入ろうとしてる今のところその兆候は全くなく過ごしている。

 

だからこの先ぼんやり見える出産コースについても、「夫への愛情減るよ〜」「それどころじゃなくなるよ〜」「喧嘩増えるよ〜」などと不吉なことが様々に語られる中で私は思うのだ

 

よし、もうそういう呪いかけてくる人の意見、聞かないようにしよう。

 

 

学生コースから社会人コースに入るときも、「最初の何年かは地獄だよ〜」「社会人って大変だって思い知るよ〜」「社会人ってつらいよ〜」「都会は怖いよ〜」などと無駄に言葉をあびせる大人はいたけれど、

振り返ってみると新社会人は確かにめちゃくちゃ大変だったけど、それでも、ものすごく楽しかった、私の独身コース。

 

きっとこの先もそういうことは多々ある。

だからとりえあえず、自分が選んだ自分の道に対して責任もってがんばろうと思います。夫のせいにせずに。

 

 

やっぱあれか、

私と幼なじみは性根がだらけており、隙あらば家事をさぼろうとし、ヒマさえあれば寝坊しようとして、誰かがやってくれるならお任せしたいし、

しかも自分のだらけてる部分をそれとなく隠蔽しようとするけど夫にはもちろんバレており、夫はそのことに気づいてるけど「しょーもないな」くらいの程度で容認してくれているので、毎日夫に感謝できるんじゃないだろうか、

 

だから夫にイライラしてる人は、今一度自分の中のしょーもない所を紙にでも書き出して、こんなにしょーもない自分を夫は容認してくれているって思ったら、ちょっとはイライラがへるんじゃないの、という話にもなった。

 

自分がなんでもなくって、ほんとしょーもない存在であることを認めるのって、けっこう心が軽くなると思うけど。

 

ぐーたらぐーたらしてる私に、もしH氏が、「●●の奥さんはこれもやってあれもやってこんなこともするらしいよ、できた奥さんだよね、それに比べてうちの妻はどうしてあーだこーだ」なんて言われたら、すぐに涙目で家出するし、母と義母と義父にH氏の悪口を言いまくるし、いくら大好きでもH氏の顔は2週間みたくないし、傷ついて殻にこもって攻撃的になるし無気力になると思う。

 

だから私も、○○の旦那さんはこーんなこともしてくるらしいよ、うらやましいなぁ、なんてこと言って、夫を傷つけるようなことは絶対に言わないようにしようと思うし、

 

もし近くの友人がそのようなことを夫に言ってる場面があるとしたら、注意しよう

 

いや、まてよ、そしたら「子どもいないから分からん」とか「あんたも産めばそのうち分かる」とか言われるの?

 

よく分からんから、10月にとりあえず子ども産まれるし、先発として私が体験してレポートするわ、という話で今日は終わりました

 

 

環境が違うと悩みも共有できないわけ?

すごく小さい意味ではそうだけど、それって絶対、絶対、絶対違うよ!と思うのは、「まだまだ人生経験が浅い」からなんでしょうか。

 

そうだと言われても「違うでしょ」と言うけど。