Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

悲しい「クソ旦那」くん

今日バイト先で、バイト先の超絶かわいこちゃんに「U子さんは妊娠中イライラとかしないんですか?」と聞かれた(超絶かわいこちゃんは子持ちでバツイチ)。

 

「へ?ぜーんぜんしない。むしろ妊娠前のほうがイライラしてたように思う」と思いがけないタイミングで自分のことを振り返った。少し長文です。

 

 

振り返った内容というのは、

考えてみれば2月の父親死亡時に妊娠が発覚してから、引っ越しのときとか結婚式や新婚旅行のことで「うぐぐぐ」とか、「うぎぎぎ」とか、「ぐむむむ」とか様々な感情はあったものの、そりゃ生きてりゃ色々あるって程度で、むしろ生理前症候群のときにソッコーで迎えにくる地獄エキスプレスのほうが勢いあったってゆうか…

 

妊娠中はむしろちょっと悟り気味ってゆうか、距離ってゆうか節度をもって夫と接するようにしてるってゆうか…などということです。

 

そんなことを超絶かわいこちゃんに言うと、

「へぇ〜!いいですね!私の周りの妊婦友達なんて、みんな超イライラするとか、夫にあたっちゃうとか、そんな話ばっかりでしたよ!クソ旦那ほんとむかつくとか、クソだから何もしないとか、そんなんばっかり!」と驚かれた。

 

クソ旦那…。妊婦の地獄エキスプレス…。

クソ旦那の妻はクソ嫁?クソ夫はクソ妻?クソクソ、クソ。

なんかたくさん書くとちょっとおもしろい響きだけど、言われたほうは笑えないわね。

 

「それがいいのかはよく分からんけど、私妊婦だから〜してほしいとか、妊婦なんだから優しくあつかってほしいとか、そういうの嫌なの。妊婦だから風呂掃除してほしいとか、ゴミ捨てして欲しいとか、家にいてほしいとか。なんか妊婦になると妊娠ってゆうことをサボったり甘えたりする逃げ道にしちゃいそうになるからさ、なるべく普通に生活したい。」というようなことを答えた。

 

超絶かわいこちゃんは「そんな風に考える人、珍しいと思う。でもいいですね、妊婦だからって自分を特別視すると、求めることも多くなっちゃうのかも」と納得して、少し褒めてくれた。

 

 

バイトの超絶かわいこちゃんは私とH氏のことを「理想の夫婦」や「お似合いの夫婦」などと照れることをいう。

 

新婚半年で理想の夫婦もクソもないでしょ、と苦笑いしてるけど、いつも仲が良くて、夫は明るく優しくて、かっこよくて、私のことを優しい目線で見守っているように思えるそうだ。

 

まじか…というような目線だけど、他人からそう思われるのは悪くない。悪くない傾向。

 

「喧嘩なんてするんですか?」と聞く超絶かわいこちゃん

「もちろんするに決まってるでしょう。」と答える私。

 

だけど確実に、一緒に生活し始めたあの頃(半年)よりは喧嘩もイライラ減っている。そして愛は確実に増えた。

 

それはたぶん、私がH氏のことを、とことん責めるのをやめたからだし、H氏に変わってほしいと思うことや、H氏にもっとこうしてほしいと思うことをやめたからだ。

 

ほんとに今、心から思うけど、過去の私が「良妻賢母」の本を読まずに、あれからずっとH氏に変わることを求め続けてたら、イライラし続けてたら、ダメ出しし続けてたら、感謝することを無視してたら、思ったことを口に出す努力をしなかったら、

 

きっと私たちは今も、これからもうまく行かなかったと思う。

 

離婚してたかもしれない。

離婚はしないまでも、愛は冷めてたかもしれない。

「こんなに辛い思いまでして一緒にいるなら、一人の方がまし、一人でバリバリ働いて気楽に自由に生きよう。結婚なんてしないほうがマシ!」と思ってたかもしれない。

 

今はとりあえず、私はH氏のこと一日に10回くらい「大好き、結婚してよかった、結婚してもらえたことは奇跡だ」…というようなことを思い、きっと彼も一日に1回程度は「好きだ」程度のことを思ってくれてると予測され、

朝お弁当を渡すと米粒ひとつ残さない弁当箱が「今日もありがとう、おいしかったよ」というコメント付きで帰ってくる。

夕方7時、今日どうだった?なんて話しながら夕飯を食べ、食事の片付けのあと一緒にテレビを見る。そのうちH氏はソファで爆睡し、私は一人ゆっくり風呂に入りベッドで寝ていると、いつの間にかH氏が入って来てとなりのベッドで一緒に眠る。

 

別になんでもない毎日だけど、十分だ。十分です。

 

たまに迎えにくる地獄エキスプレスはもちろんあるけど、それでもしぶしぶ途中下車することを覚えたし、地獄に行っても帰ってくる手段をいまは見つけて、なんとか自分のコントロールをする方法を確立しつつある。

 

家事をしない夫に「手伝ってよ!」と怒ること、文句を言うこと、責めること、そういう悪循環を今後もずっと続けて行くことを思うと、間違いを最初に気づいてよかった。

H氏に私にダメだしされっぱなしの、悲しい日常を送らせるようなことがなくてよかった。

 

「クソ旦那」と自分の夫を軽視するくらい悲しいことはない。

 

いつだって理想の夫は自分の夫、と言い切りたい。そういう人生を送りたい。

 

 

これから順調に行けば、秋には子どもが産まれて、私はきっと育児と家事に追われることになると思う。

 

そしてそのときにはきっと、「夫が何も手伝ってくれない」とか「自分のことばっかり」とか「私のことを考えてくれない」とか「子どものこと考えてない」とか「父親なのに」といったような、子育て地獄エキスプレスが路線開設されるだろうから、乗車しないように気をつけよう。

 

最初は難しいかもしれないけど、私に訪れる変化はたぶん私の人生の課題だし、夫に今以上のことを求めないように、責めないように、イライラしないように、ちゃんと深呼吸する余裕を持ちたい。自分がなんとかしないと、起こってる状況に嘆いたって状態は改善しないのだ。

 

毎日寝れなくて、大変で、しんどくて、辛くて、不安で、初めてでどうしようもない変化についていけなさそうになったら、上京したての新卒の頃の自分を思い出そうと思う。

今のところあれ以上につらい時期なかったし、あの頃は先輩からもいじめ?もあったし、辛いときはよし、絶対それを思い出すぞ。なんかそう思うとイケる気がする。

 

それでもダメならH氏に頼ろう。今は頼れる人がいるだけでも、実に幸せだ。

 

つらくたってそれなりに乗り越えて来たんだから、きっと今回も大丈夫かも。

 

 

出産にあたって、「今まではうまく言ってたけど子ども産まれてから夫が憎い」みたいな話もよくある…と聞いて、やや不安でしたが、今日のブログを定期的に思い出して、自分を律していこうと思います。

 

なので秋以降、子育て地獄エキスプレスに乗車してる私を見かけたら、ぜひ一言かけて教えてください。よろしくお願いいたします。

 

光のあたるほうへただ伸びていく。

 

 

今日は自分を振り返る良い一日になってよかった。

 

息子よ、夜更かしてすまん。昼寝しすぎて眠れないのだ。

 

 

おやすみなさい。