Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

HOUND DOG

久しぶりに夫以外に腹立つことがあった。

 

仕事の昼休みにモスバーガーで激辛テリヤキチキンバーガーを食べながら、

来週の土曜日が就職試験の一次試験なので、午前中の2時間くらい子どもを見ていてほしいとうちの親に連絡したときのこと。

 

「〇〇(母の友達)も試験受けるって言ったら、あら〜U子なんて生活に困ってないんだからもったいない、もう少し子どもが大きくなるまで家にいてあげればいいのにって言ったよ」とぶっ込んで来た。

 

私はとっさに「うるさいな、Hが死んだり浮気して離婚することになったらどうすんだよ、私がどうにかしないといけないでしょ」と早口で返した。

 

母は「そりゃそうだけど、子どもたち毎日6時まで保育園行くのかわいそうだから…」と言うので、

 

なにそれ、んじゃ全国の共働きの子ども全員かわいそうなの?働いてる人の子ども全員かわいそうとか思ってんの?と言いそうになったが、還暦過ぎたおばさんにそんなこと言っても時間の無駄だと思って話を切り替えて電話を切った。

 

電話を切ったあとしばらくムカムカと腹を立てていた。

 

自立しろ、自立して稼げる、いざとなったら1人でも生きていけるから看護師はいいとか散々色々な人に言われた。

離婚しても大丈夫、結婚しなくても食いっぱぐれない、

今思えば女子高生だった私にそのようなことを吹き込んだのは誰だったのか。誰の人生の投影だったのか。

 

1人じゃない、声色を変え、シチュエーションを変え、予測できる未来を変えて色んなところでそう言われた。

 

そうしてその気になって医療の道に進んだ今、たしかに周りの勧めはあったけど、選択した道に不満はないし、正しい選択だったと今のところ思える。

H氏と結婚した選択と同じくらい、自分の人生にとっては良かった選択だ。

 

でも周囲が想像で言ってたような、いつでも働けるとか、離婚しても大丈夫とか、そんな理由じゃなくて、

仕事自体を好きに思えて、いろんな人との出会いがあり人生の意味について考え続けられること、一生懸命になれることが目の前にある、そういう自分の仕事の価値に気づいたからだ。

 

子どもはいつか大きくなって自分のやりたいことをそれぞれ見つけていくし、

私自身の、自分のこの先30年の人生について、誰かが口を出したりするものじゃないってこと、どうして考えないんでしょうかね!?

しかしながら還暦過ぎたおばさんに「どうしてあんたは」なんて説教しても気の毒なだけなので、そこは自分が自分の子どもにはそういう価値観のなすりつけは絶対にしないぞと心を正すほかない。

 

わたしはちょっと青臭いかもしれないけど、人生の選択肢は無限だって、私が還暦過ぎたあとにも思いつづけたい。

死に少しずつ向かっていく患者さんにたくさん出会ったけど、素敵な人はみんな「やりたいことやったらいいよ」と言ってくれたし、ずっとずっと最後の意識がとぎれるまで、そう思っていたい。

 

そうだ、私の人生にもほんと何があるかわかんない、あんな不毛な熱い恋にどっぷりはまって抜け出せなかった私が、いまこんな家族がいることを考えたら、

これから先にH氏が蒼井優と不倫したり(H氏大ファン)、私が五郎丸選手(大好き)と恋に落ちることだってあるかもしれないし、

何があるかわからないなら、そうなったときに家族以外で自分を支えてくれるもの、自信が持てるものがあったほうがいい。

 

 

母親にクソ小言言われてムカムカしていたので、モスを出て気晴らしに寒くて雨の中散歩してポケモンつかまえてたら頭が冷えて前向きに思えた。

 

 

うちの親にも私は別にお金のためだけじゃなく、自分のために好きで仕事してるんだってことをわかってほしいよな、と思った。

 

子どものことばっかりしてたから、自分のことで自分のために頑張ったことが何にもないと自分自身が思ってしまう人生は嫌なんですよ

 

てゆうか私が年収2000万くらいあるキャリアウーマンだったり国際弁護士だったり裁判官だったり市長だったり安倍内閣の一員だったり北大教授だったりスキージャンプのオリンピアだったりしても「保育園いくのかわいそう、もっと大きくなってからゆっくり仕事でもしたら」とかいうわけ!?!?それって職業差別じゃないの!?などと思った。

 

いやしかし、自分の価値は自分以外の誰にもわからない、そういうのは無視すればいいんだ、とわかっていても腹が立つ。

 

帰宅してH氏に「きょうこんなこと言われて腹たった」ということを3回くらい言葉を変えて言ったけど

「まだその話してんの、関係ないじゃん、めんどくさ」ということを実にめんどくさそうな様子で言われたので「くぅ、その通りなんだけど言ってほしいのはそのような内容ではない」というイライラが倍増しました。

 

あぁ失敗した、共感能力が著しく低い夫にそのようなことを3回も言ってしまった私が愚かなんです、アーメン

 

というグチのブログでした。

 

こういう話はもっと面白く話して消化したいので、専門職同士の同級生とスルメでもかじりながら話すに限るよね。失礼しました。

 

みなさま、お元気でしたか。もうそろそろ梅雨は開けるんでしょうか。

北海道は今日の最高気温が14度で長袖長ズボンに加えても寒いのでウルトラライトダウンでちょうど良い気候です、本当に夏くるのか不安。

 

最近ブログ更新できてませんでしたが、私はあいかわらず8時に寝て5時頃起床し1時間くらいスマホいじってゴロゴロして6時半くらいから活動しはじめる毎日を過ごしており何もかも順調そうに見えますが、

 

次男が先週、停車中の車の後部座席から転落してアスファルトにがっつり左の顔面をぶつけて挫傷して受診したりてんやわんやだったほか、

来週のSPIテストに向けて勉強しなくちゃいけないのに小数点や分数の計算が涙にじむほど出来なくなっていて落ち込んでいます。

 

 

とにかく死ぬときの自分が「まぁ十分やったぞ」とか「これまぁまぁかな」とか思えるのに、自分で自分のこと決めていこう。

ほんと母にも「あんた娘が親のいいなりにならずに、自分で自分の幸せを選択できてるんだから子育て成功してんじゃなん、よかったね」と声でもかけて肩でもたたいてやりたい気分だわ

 

それではSPIの問題解いてから寝ます、みなさまも良い週末をお過ごしください