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Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

染まる人

私は長年にわたって夫の元彼女のことをネットストーキングしてるんだけど、そういう人他にもいますか?

 

ネットストーキングって言ってもなんか悪さをしてるわけではなくて、公開してるインスタとかツイッターとかをただひたすらチェックするってやつなんだけど、H氏と彼女が付き合い始めた頃から続けてる24歳ころからずっとやってるから、かれこれうーんと?8年くらい?続けているので、立派な習慣だと思う。

 

ただ、なんとなく存在が鼻についてチェックしてるうちに、行動があまりに気になりすぎて、もはややめられなくなった。アンチの芸能人のブログをチェックする感覚。

私は気になることはとことん調べるし、気質がねちっこいのでそういうことはなんの苦も疑いもなくできるンです

 

 

彼女はとにかく付き合った男に影響されまくるタイプ、つまりは男に染まるタイプで、

H氏と付き合ってる頃から、彼の好きなものは何でも吸収して、手塚治虫を読み込んだり、村上春樹を読み込んだり、マークジェイコブスを着たり(H氏は女の子っぽいテイストの服が好き)、それまで触れなかった犬が大好きになったりして、その勢い、本気たるやすまじく、

あとは競馬が好きで、クラブが好きで、私は競馬とクラブミュージックはそれまでつきあった男のおみやげじゃないかと思ってるんだけど、

H氏は「あんたなんであんな女(ブス)とつきあってんの、しんじらんない、あんたって面食いじゃないんだねぇぇ」という当時の元カノ、つまり私ですけど、からの性悪インタビューに「ほんとびっくりするくらい趣味がぴったり合うんだわ。趣味についてなんでも話できる」と回答しているくらいH氏にどっぷり浸かっていた。

 

H氏は今でも競馬や野球やラグビー箱根駅伝などのスポーツ観戦に何の興味も示さない妻、つまりは私ですが、に「つまらん!俺の趣味こと理解してくれない!俺は一緒にみたいのに!」などと文句を言ってくるときがあるので、その都度「あんたねぇ・・」と言いかけてその先は飲み込んでいる。

 

そしてH氏はその数年後にまんまと振られ、彼女はH氏とは別の、まったく別のタイプの年下男性と結婚し、

いまはインスタグラムのフォロワーは300人を超え、趣味のヴィンテージグッズ集めやらキャンプやらDIYやらジムニーのカスタムやらアウトドアやらベスの家やらフジロッカーやらで、とにかく今の夫の趣味にどっぷりとつかって、その浸かり具合といえばH氏と交際している彼女とはまるで別人で、そういう理由で長年動向を気にしているのだ。

 

先日、スターウォーズのブルーレイコレクションを購入したと、「めっちゃハマる」だの「今まで見なかったことを後悔」だの「フォースと共にあれ」だののタグとともに投稿され、その後もルークのポテトヘッド版フィギュアをゲットしてもったいないから開けれられない、ほかのも欲しいだの、飲み会にはプリンセスレイアの髪型で参加してる(33歳)だのとテンション高めのタグは続き、

そして昨日、ヴィンテージショップで初代スターウォーズの限定グラス(1個3890円)を3つゲットし、全部コンプリートしたいなどと投稿していた。

 

 

私は自分のアイフォンを手にしながら、「ほんと、すごい、この人」と唖然とした。

 

H氏に「あんたの元カノ最近スターウォーズにどハマりしたんだとさ」とインスタを見せると、「この人のこういうところほんとすごいよね」と夫婦で頷いた。

 

心のそこから、なんてペラッペラな・・・だけどある部分では尊敬に値する。

彼女にはペラッペラな意識なんてこれっぽっちもなく、究極のミーハーだとしてもそれはそれで彼女の性格で生活で生き方だ。

当たり前に自分の行動を疑う余地もなく、男によって好きなものが変わり、視野がどんどん広がっていくことに、ちらちらプライドさえ感じられる。

そして当時のH氏のようにその趣味の一致が天から与えられたラッキーであるように捉え、「趣味が合うのが楽しい」などと言う男ごころは、相当に単純だ。

 

私にはできない。絶対に。好きな男の好きなものを、全力で好きになる余裕は自分の中にはすでにない。

 

前にその人の人生の中で私が一番この人のこと大好きなんじゃないかってほど大好きになった人がきいてるラウンジミュージックや、森山大道の写真を見に行ったこともあるけど、やっぱりそれまで理解できなかったものを好きになることは難しいかった。それがたとえ、表面のぺらっぺらな一枚皮だったとしても。

 

私が結婚してもH氏の趣味にそまらず、自分の好きな物以外は好きになれない(興味が持てない)生き方に疑問を持たないように、彼女もまた、自分の生き方に当然疑問なんか持ってないんだろう。

 

H氏の前につきあった男と共有した知識や経験が、H氏とつきあったときにシェアされて、H氏と共有した知識や経験が今の彼(夫)にシェアされて、全然共感はできないけど、だけど生きていくステップとしては、きっとどんどん薄っぺらな知識が楽しみが深められて楽しいだろうなぁとしらけた気持ちで思った。

 

 

えーと、なんでそんな今さら結婚前に別れた元カノの悪口みたいなこと書いてるかって、

昨日のランチ会でママ友が「今の夫と結婚する前に、他の人と結婚しそう人なってたんだけど、まじで結婚なんかしなくてよかった」と言ってるのを聞いて、

 

結婚って、するべく人とするようになってんだよな、ほんと運命っつーかさ

 

というようなことを思い、H氏に対して「あんたあんなにあの人と結婚したいとか思ってたけど、しなくてよかったね」と思った、という話です。

 

いや、もしかしたら、長年にわたってネットストーキングしてる私も相当執念深くて気持ち悪いし別にそんな自分好きじゃないのにやめられないように、彼女ももしかしたらそうなのかも。

本当に好きなものをいつまでたってもブレブレで男に左右される生き方を、こっそり嫌に思ってんのかもな。

 

大きなお世話だっつーの、そうですよね、おやすみなさい。