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Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

おばあちゃん

2−3年前からぼけているおばあちゃんは、田舎の北海道で若いときに女学校を卒業しているということが、自分の中でずっとずっと誇りだったようで、いつもその話をしていた(らしい)。

 

その女学校を卒業している今はもうぼけてしまったおばあちゃんは、若いころにおじいちゃんに買ってもらったオメガの時計をずっとずっと大事にしていて、私たちが物心ついたときには、いつもつけていた。

 

その時計、タンスの中で長い間とまったまんま放置されていたやつを、オーバーホールに出してみました。

 

かかった金額は5万円。ネジネジしてみると、うむ、ちゃんと動く!

 

「あんた欲しいならあげるよ」と伯母さんからは許可されたものの、シンプルなアンティークの時計なので、いとこも欲しいかと思い確認してみたんだけど「時計は持ってるからいらん」と。

 

ラッキー!私もロレックスの似たようなやつ持ってるけど、まじでもらっていいならもらいますよ!!というわけで、私のものに。超ラッキィ!!

 

バンドが1センチくらいの、小さな古い、おばあちゃんの時計。

今は茶色の普通の(ダサい)バンドがついているので、青のバンドでもつけてシックにつけられるようにしようかと思ってるんだけど、なんだかピンとこない。

 

もうちょっとしたら子どもできるし、心境の変化もあるかもしれんからそのときに決めようと放置しています。

 

おばーちゃんがつけてた時計を譲り受けるのってちょっとすごいよね。

私のロレックスを私の孫がつけるってことでしょ、それってちょっとすごいわよ。

 

まぁそれで。

 

今日はそのぼけてるおばあちゃんじゃないおばあちゃん(母には諸事情により母が2人いる)が、私に肌着と赤ちゃん服を買ってくれました。

 

叔母の話だと「あんたの出産準備が気になってて、色々考えちゃうらしい」と。

 

おばあちゃん…うぅぅ、ありがとう、涙。

 

せっかくなので遠慮せずに色々買ってもらった。

肌着は5枚くらいいるみたいだし、洋服も3〜5枚は必要みたいなので、それと、帽子と、おくるみ的なもの。

 

月末はベビー布団を買ってくれるらしい。

ベビーベッドはH氏が産まれたときにつかってたベッドがまだ使える(義姉の子どももそれを使用した)ので、寸法を測定しておきなさい、と指令が下る。

 

おばあちゃんはもう一人で遠出もできないし、自分のお金を自分で使うようなことはないので、色々と私たち孫のことを気にかけて、温泉に連れて行ってくれたり、何かと準備しようとしてくれて涙がでそう。ありがとう。

 

おばあちゃんに買ってもらった小さい肌着やお洋服をみていたら、なんだか実感がむくむくわいて、とっても幸せみたいな気分になった。嬉しい。嬉しい実感。

 

妊娠してから今日で30週ですが、やっと、なんか、子どもいるんだなぁ、なかなか嬉しいってほんと初めて強く思ったかも。

 

初めて触る小さな肌着を突き出た腹にあててみて、こんな感じで着るのなかぁ〜小さいなぁ〜へへへへ〜なんて一人でモゴモゴやってみたり、そんなことするなんて思ってなかったけど、出産した人はもしかしたらしてたのかな。恥ずかしいけど、けっこう楽しい。

 

運命ともいえる、お気に入りの靴やワンピースを買って鏡の前で試着してるような、

だけどそれとも少し違う、私のようで、私ではない名前も決まってない誰かのための服。

 

おばあちゃんは少し満足そうだった。

 

自分の行いで周囲を喜ばせることがあるなんて、想像もしてなかったけど、良いものなのね。

 

妊娠期間も順調にいけばあと2ヶ月ちょっと。

早く出て来てほしいって気持ちと、妊娠してない自分に戻るのが不思議な気持ちと、母になるって、こういう準備があるんだなぁって、

 

知らなかったこと教えてくれありがと。H氏。いや、だって種だからさ。

 

 

さて、おやすみなさい。明日は久しぶりのヨガ。ゆるやかな毎日。