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Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

ほんとにあった片付けの魔法

月末に引っ越しが決まったので、このタイミングでいい部屋に住みたい、もう自分の部屋のことで悩みをかかえたり、どうやったら片付くのか考えたくない、お掃除上手になりたい…!モノが多すぎて収納が足りない!などと思ってたところに、

 

なにがきっかけかは分からないんだけど、「片付けの魔法」有名なこんまりさんの本を読んだ。

 

本に書いてあった「片付け祭り」「自分のモノとの卒業式」を昨日と今日、実践して2日目。私の祭りは、明日とあさってでだいたい終わる予定です。

 

「断捨離」ってゆうと、片っ端からものを捨てていくイメージがあったけど、本を読むまでそんなこと絶っっっ対に考えられなかった。

お気に入りの本、お気に入りの服、お気に入りの靴、お気に入りの絵、思い出のつまった写真、エトセトラ。

 

それ捨てるなんて、どーゆーこと!?!?!?

 

むりむりむりむり!

 

絶対むり!!!

 

 

気づけばクロゼットはいっぱいだし、どんな家に引っ越ししても収納は足りない気がするし、いったい全体、自分が何をどのくらい持ってるのか?なんて把握したことがない。

そう思いながら読み出した本には、モノを捨てられないあたしのことが書いてあった。

 

本当はどんな部屋に住みたいの?

あなたが住みたい部屋ってどういう部屋?

どういう部屋で、どういう生活をどんな風に送りたいの?

一生そんな心から好きと思えない部屋で時間を過ごすの?

 

随所随所で本(ってゆうかこんまりさん)は私に問いかける。

 

ぜったい無理と思ったけど、

もしかなうなら、

夢みたいな話だけど、もし可能なら、

 

ロンハーマンにいるみたいな、緑いっぱいの、リラックスできる、そんなリビングで、

 

ロンハーマンはビーチだけど、

もうちょっと無骨ってゆうか、無機質な部分ってゆうか、山のアウトドアチックってゆうか、北海道ってゆうか、そういう感じで、

 

あったかい、明るい、人が遊びに来やすい光のたくさん入る素敵な部屋で、

 

大好きな食器を毎日つかって、

 

朝ご飯、お弁当、夜ご飯、素敵なテーブルでおいしいご飯を食べるような、そういう生活したい!

 

そういうのが夢!!!めちゃくちゃ憧れる!!!!

 

 

ここまで思ったら、具体的な部屋へのイメージを持つために大事にしてたカーサブルータスを3冊と、キッチンインテリアが書いてる本を2冊ざっと読んでイメージを固め、そしたらもう簡単ってゆうか感嘆だった。

 

ときめくか、それともときめかないか、どっち?

 

ぴんとこない場合は抱きしめたり、匂いをかいでみたり、色んな方法で心が動くか試す。

 

不思議だけど、そうやって自分に問いかけると、本に書いてあるとおり、今まで何も考えずに使用していたモノたちは、ほんとうにほんとに「ときめくモノ」と、「ときめかないモノ」の二つに分けられました。

 

その方法で小学校のときからつい先日まで、本棚に大事に大事に大事に、それが私のアイデンティティを形成してるとまで思って大切にしていた1000冊を超えるマンガ(兄と夫の分含む)と、

「いつか」読もうと思ってた小説も、昔好きだった画集も。片っ端から捨てて、結局のところ手元に残ったのは50冊程度。

 

昔は本を所有することに対してときめいて情熱を注いでたけど、理想の家に立ち並ぶ少年マンガは似合わなかったし、あたしか所有しないでも、別にマンガを一生読めないわけじゃないか、と自然に思えたのも初めての経験だった。

 

洋服も45Lのビニール袋6袋分捨てた。

クロゼットで育った私は、ハンガー依存族に加え、引き出しの中は常に服がぐちゃぐちゃと溢れ返ってる地獄の住人だったけど、たたむ収納を学び、今は6畳の自分の部屋のクロゼットにしっかりと下着も衣服も収納されている。

物心ついたときから、モノで溢れ返っているクロゼットしか見たことなかったのにほんとに不思議。

 

 

捨てる作業を無心でしてはいけない。捨てるマシーンになってはいけない。

 

自分の持ってるモノたちに、どんな理由があったのか、どんな役割があったのか、いつ役割を終えてくれたのか、どうやって自分のもとに来てくれたのか、モノが教えてくれたことって何か、

 

そんなことを考えながらモノと向き合い、捨てていく作業。

 

膨大な時間がかかるかと思いきや、そうでもない。案外あっさり、私を卒業していくモノたち。

 

 

モノを無意味にため込むことも、「とにかく何も考えずに捨てる」という考えにも反対、すべてのモノはあなたの役に立ちたいと思ってる、

 

そうやってこんまりさんは書いていたけど、

 

今まで大事にしているようで、実家の本棚に押し込めて日に当てほうだいで、全然大事にしていなかった本たちも、私に読まれることも無く、ひっそりと、ずっと、捨てられるのを待ってたんだなぁ

 

服好きとかいって、本当はほんとの意味でのお気に入りって、ごくごく一部だったのかぁ。

 

たくさんモノを捨てて、お気に入りのものだけ残すと、

今度は新しいおうちのインテリアを想像するのがとてもわくわくして、自分をずっとときめかせてくれる「本当にお気に入りの」モノといつか出会える可能性があることを楽しみになっていく。

 

もう便利だからとか、必要だからとか、収納がないからとかいう理由でモノは買わない。たとえ必要だったとしても自分が納得するまで選ぼう。

 

自分の大好きな、お気に入りのもの。

 

物欲ってなんだろ?

今まで何を欲しいと思ってたんだろ?

逆にどうしたら物欲っておさまってたんだろ?

 

こんまりさんの本では「何か欲が出るのは満たされてないから」と書いてあって、

片付けを始めるまえまではほとんど読み飛ばしてたページだったんだけど、なるほどそうか、片付けが少し進んでくると自分の傾向が分かってきた。

 

たくさん欲しいものがあるって思ってたけど、

あたしがいま満たされていて、ときめいていて、ほかのものなんて全然欲しくないものってなんだろ?

 

先日かったマリメッコのワンピースは超お気に入りで自分に似合ってるからほかのワンピースはもう欲しくないし、

この前通販で買ったショートブーツも超はきやすくて値段も安かったしサイズもぴったりでかわいいからあんなにブーツ欲しかったけどもう欲しくないし、

30歳記念で買った時計もってるからほかの時計は欲しくないし、

食卓テーブルもいつ見てもにやけちゃうくらいかわいいし、

いづみちゃんがつくってプレゼントしてくれた鏡があるから、ドレッサーが欲しいと思ったことは29歳の誕生日から一度もない、

ケイトスペードのかごのクラッチバックは私が持ってるモノが一番かわいくて他は持ってないし、

夏用のパンプスは5年以上前に購入したルブタンのメッシュのやつが今も一番のお気に入り、

いつでもあれもこれもと、あんなに目移りしていた男の人にも興味がなくなり、私の中の男は夫であるH氏のみになった。

 

 

そう考えてみれば、5年くらいまえに銀座のポール&ジョーで悩みに悩み抜いた末に6万円くらいするワンピースを購入した友人もそれ以来、結婚式の準備でバタついてるところは見たことないし、ケイトスペードで高すぎて泣きながら買ってたけどめちゃくちゃかわいいスパンコールのバッグも、数年前に購入して、あれからバッグを欲しいなんて言ってるところ見たことない、

 

H氏も、去年の夏にバカ高いジギング用のリールを購入してからは用具の検索はしてない様子だし、

 

一目惚れして買ったデザイナーズの椅子を所持している友人夫婦も、きっとこの先、あれ以外のパーソナルチェアを欲しいと思うことはないと予測される。

 

そうか、物欲って、そういうことだったのか。

 

私が似たような服を何枚も欲しいと思うのは、あれは「そういう服が好き」なんじゃなくって、どの一枚も結局のところ満たされてないから、だったのか、と言うことも同時に。

 

同じように何枚も似たようなジーンズを買ってしまうのも、「そういうデザインが好き」なんじゃなくって、心からときめいて、そして満たされてないから、だったのか。

 

ほんとにほんとにときめかないで、中途半端に気に入って持ち続けてから、いつもなんとなく満たされてなかったのか。

 

そうか、そうなんだ。そっか、そういうことか。

 

 

すべてのモノはあたしの役に立ちたいと思ってる、こんまりさんはそう言ってた。

 

今までは気づいてなかったけど、わたしのもとにいて、私を支えてくれたものに、感謝して、

 これから出会うモノたちは、本当に意味でいつまでもときめいていられるように、運命の出会いを探したいと思う。

 

 

ということで、あと少しで私の片付け祭りは終わるけど、ほんと、貴重なことに気づけてよかったな、という感想です。

 

興味があれば、まぁ損はしないと思うので、みなさまもぜひ。

 

 

さて、おやすみなさい。