Many and Very

いつ死んでもいいように、なるべくがんばって生きたいだけ。

ただの近況報告

最近いろんなことがあって疲れてます。ボナセーラ、私です。

 

犬が死んだり、近い人が離婚することになってバタバタしていたりとなんとなく心が落ち着かなくてそわそわしてますが、まあ救いといえば夫婦の仲がいいってことと、息子二人が超絶可愛いってことくらいかなぁ。

 

それで十分なんすけどね。

 

できれば犬ももうちょっと元気でいてほしかったし、近しい人も早めに決着ついてまた平穏な日常を取り戻したいです。

 

 

北海道もやっと、やっと、やっっと、やっっっっっとのことで気温もあがり、短すぎる夏が少しずつやってきた感ある

 

 

家の着工もはじまって、夫は最近木こり化してめっちゃワイルドに日焼けして、暇さえあれば実家の庭で薪割りしてるし、そんな最近です

 

 

げっ長男寝ぼけて泣いてる。

 

やっとブログ書き始めたのになんでかなぁ、はぁ。

 

それではおやすみなさい。また今度。

 

 

悲しい日

昨日、母がこの12年間で家族の誰より大切にしていた犬が亡くなってしまった。

 

母はハワイへ旅行中で、何かあれば娘へ連絡ください、と書かれたメモとともに動物病院に犬を預かってもらってたんだけど、何かあったので、連絡がきた、というのが昨日の夕方。

 

犬とはいえ、私が大学のときから家族の一員として生活していた犬が死んだのは私にとってももちろんショックで、母の不在時を選んで死んでしまった犬を抱いておいおいと泣いた。

 

 

今までありがとう、うちに来てくれてありがとう、ままのそばにいてくれてありがとう、ずっと忘れないからね

 

 

いろんな出会いと別れがあって、日常は日常で、悲しみは流されて私の一部に。

 

 

大きく悲しいことが続いたこの数日。先のことは考えないで、目の前の生活だけをとにかくやっていこう。

 

 

 

深夜の願い

息子たちと寝落ちして、うう、また寝落ちしてた、目が開かない、ううう、コンタクトだけでも外したい…ともそもそリビングに起き出すと、電気もテレビもつけたままで夫もソファで寝ていた。

 

あ、シンゴジラ借りてきて見ようって言ってたのに、お互い寝ちゃったね…

 

開かない目でそう思ったけど、寝ぼけてるが故にまっすぐそのままダメになるソファに直行して、寝ぼけたまままたウトウトと眠りに落ちた。

 

夢の中で私は夫の気を引きたくて必死で、フォークやジャズについて必死で語ろうと試みるが、なんせ知識がないものだから夫は怪訝な顔で鈍い反応をして、

私はこんなにつまらない話しているとあの車の中で夫を狙っている女にしてやられてしまうことを恐れたりして、

 

しかし他に方法もないので諦めてトイレにいってその場を去ろうか、とりあえず外は寒いので止まってるハイエースの中から荷物だけでも持ってきておかなくちゃ、と心の中でつぶやいたときに、ぼんやり目が覚めた。

 

あ、夢か…そりゃそうか

 

 

 

現実世界で付けっ放しになったテレビから、懐かしのフォークソングCDの通販番組が放映されていて、ああ、なるほど、だからフォークね…と思いながらコンタクトを外しにやっと洗面所の前に立った。

 

 

そうして今です。覚醒してブログ更新。 

 

風呂はめんどくさいので明日の朝にゆっくり入ろう、明日は夫がお休みだから、少しゆっくり時間が取れる、

それにしてもお腹が空いた、今日は子どもたちに食べさせながらほんの少ししか夕飯食べてなかったからそうだよね、

らーめん食べたい、らーめんあったかな、

 

らーめんって平仮名の方がラーメンよりも好きです、

 

ああ、お腹が鳴る、なんか食べようか、なんかあったかなあ、納豆ごはん、食べたい、

 

ソーメンでもいい、らーめん無いから、辛いやつ、ブッッッ辛いやつ、らーめん食べたいなあ

 

 

私は空腹に弱いタイプなのだ。

 

さて、なんか食べよう、という深夜の出来事。

 

 

鏡の中の男たち

先日実家の母と今の小学生は年に2回ほどしかスキー授業がないらしい、学校のスキー授業も貧困の差が激しくて、裕福な家庭の子どもはスキーができる環境にあるから上手だし、そうじゃない家庭の子どもはスキーも持ってない、スキーに行ける環境になりから、授業にも格差がでてきてるらしい、

 

私たちの時代の25年前くらいはその格差はほとんどなく、クラス全員がなんらかの形でスキーを所持していた、

成長期のスキー道具なんてどうせすぐ使わなくなるんだし、使わなくなったものなどを寄付かなんかで集めて全部貸出にすればいいのに、今は子供が少なくて使わなくなった教室がたくさんあるんだから、その気になればできるよねぇ、なんて話をしていたら、

 

母はいきなり思い出したように、自分の二人目の夫、つまり私にとっての2番目の父親が遊び人で全然働くことはしなかったけど、遊ぶことはすきだったからスキーなどはよく連れて言ってくれてよかったね、なんてことを言ってきた。

 

私は「まぁ・・まぁね」などともごもご答えながらあの男のことを思い出し、

働き続けられない理由をすぐに他者のせいにして仕事をやめ、パチンコ、そのほか自分のすきな工作やキャンプ、スキーやスノーボード、車や釣りなどに精をだし、母のお金で遊び倒していたあの男、確かに遊ぶのはすきだった様子で、私たちとよく遊んでくれた、しかし無職で昼間からソファでゴロゴロ寝ている姿や、期限が悪いときによく八つ当たりされたことまでも出て来て少し嫌な気分になった。

 

離婚したその時には私は高校生だったくせに、何にも困ったことに遭遇しなかったから、父が兄に暴力を振るう夜があっても、働かずにのらりくらいと遊んでいることがあっても、働いてるのも母で家の家事をすべてやっているのも母であったことにも、大きな疑問はもたずに「みんなそんなもん」程度のことだと思っていた。

 

鈍感であるこということを自覚したのはつい最近だから、高校生の私もおそらく鈍感だったのだと予測される。あんなにグダグダした人間が近くにいたのに、そのことに気づきもしてなかったなんて。

高校生というものは、私たちが想像しているよりもずっと子どもであるということも、最近気づいたことだ。

 

 

H氏はすきあらば子育てのめんどくさいこと(オムツ換えや食事など)から逃げようとするし、イクメンなんて様子からは程遠くて遊ぶことばっかり言ってきて腹が立つことももちろんあるが、

それでも腹が立った時には「そもそも私はこの人と結婚できたことがもう奇跡に近いラッキーなんだった」ということを思い出すようにしている、というようなことを言った。

 

母はラーメンを食べていた顔を上げて少し笑い、「そうなの?」と聞いて来たので、

 

「考えても見てよ、あんた私が過去付き合ってきた男を思い出して見て、あれやこれやそれや、そのほかの私のスキルで関わりを持った男の中で、H氏以上にいい人っていた?」と返すと、

 

母はうんうんと何度かうなずき、「ほんとそりゃそうだわ、どうしもないのばっかりだった」というので、

 

私は「ほらね、あんたと同じくらい男見る目ない私が選んだ中では最高の人だわ。過去かかわってきた全部の男と結婚した場合の生活を想像してみたけど、絶対に最低最悪にちがいないもんね。」と得意になったのだった。

 

母は「そういえばあんたは昔からH氏と勝手に別れて、Hにほかに彼女がいても、もし向こうで彼氏できずに結婚できなかったら地元帰ってH氏と結婚するからいいんだ、なんて言って、かあさんはこの娘はほんと何言ってんだろ?って思ってたけど、考えて見たらHはなんでこんなバカと結婚したんだろう」と独り言を言っていた。

 

私もそう思う。

 

自分のバカさ加減は一番自分が知っている。

頑張ってるところも自分が一番知っているけど、どうしようもない私を同じくらい知っているH氏が、今も一緒にいてくれること、

 

そういう気持ちって忘れちゃいけないよなぁと、

 

ほんと寝顔に冷たい味噌汁ぶっかけたくなるときは思い出すようにしている、という話。

 

みんな夫婦喧嘩したらどうやって気持ちの納まりをつけてるのかなぁ。

ちょっと知りたい。私はあとはH氏のカードで夜な夜なくっだらないものをポチって解決してます。

 

 そんなことを考えてたさきほど、

H氏に私たち結婚して4年目だけど、あのときスタートラインだったとしたら、今の気持ちってフラット?上昇?下降?と質問してみると、

 

彼はアイフォンを触りながら「うーん、フラットかなぁ」というので、

「なんだ、じゃあ増えてもいないのね」とつまらなそうに返す私に、

にやけた顔で「い、いや、もう上がり用のないところまでね、上がってから結婚したのね」なんてことを言っていたが、

そのあとに「まぁやや上がりかね」とボソッとつぶやいていた。

 

やや上がりか。

そうです、私もやや上がりです。

 

 

 

そうそう、そういえば家作ってます。

  

まぁ正しくは作ってもらってます、ということです。ついにはじまりました。長かった・・・

 

 

基礎工事のはじまった自分たちの家になる部分を見て、「人生ついにここまで来たのかあ」と思った。

 

 

先のことはわからないんだから、大きな借金はしないほうがいいっていうのが先人たちの教えのはずなんだけど、

 

家と土地が自分たちの手の届く範囲にある場合はやっぱり欲しくなる。まぁ都心と違って、土地代あれば家が建つくらいの金額ですからね。

 

薪ストーブと広い庭のついたラップサイディングの白い家。

 

とりあえず楽しみです、おうち。

のびのびと、自分たちらしく暮らしていきたい。ものは着実に捨てまくっている。

捨てに捨ててもうほとんど捨てるものがない?ないよね?捨てるもの、ないでしょ?ってところまでとにかく捨てたい。引っ越し作業はものを詰める作業ってよりも、本当にいるものだけを残す作業にしたい。

 

 

さて、寝よう。宮本輝、おもしろい。なんどもいうけど。

 

 

 

 

トレンドアイテムの疑問→解決

素朴な疑問なんですけど、ファッション業界ってゆうのは、今年の流行とか来年の流行とか、さらに言うと再来年の流行あたりまで、

 

なんかトップみたいな人たちがあつまって、「これでいこう」だの「あれはどうか」だの話し合った末、

 

2017年春・夏の流行アイテムは、ジャジャン!みたいな感じで発表してるじゃないのか、もしかして?とかこっそり思ってるんですけど、どうですかね。

 

私です、こんばんわ。

 

なんでそんなこと思ってるかと言うと、今年になってサッシュベルトとか、コルセット?みたいなベルトとかをSNS上でちらほら見かけて、SNS上ってまぁ主にほとんどインスタなんですけど、

 

はじめ見たときは、「えっ、道着の帯じゃん」とか「まじで腰椎骨折した人のやつじゃん」とびっくりしたんですけど、

 

なんだかこんな田舎のイオンにはいってる服屋さんのトルソーはそういうのばっかり着せられてるし、ヒルナンデスに出てくる芸能人もベルト巻いてるし、なんか海外のスナップでもたまに見かける。

 

今までは「絶対見たことない」ようなアイテムが一斉にバッと出てくる、示し合わせたような「流行アイテム」を見てると不思議な気分になってくる。

 

徐々に移行するやつはまだわかるんだ。

例えばトップスをウエストにインするやつとか、ちょっとずつちょっとずつ主流になったような感じだし、

しかしポッ!とでて、さささっ〜〜〜〜と去っていくやつはどうも理解できない。

 

みんな同じようなブランドが同じようなアイテムを同じような雰囲気で展示してるのもちょっとアレだし、いまは周りにアパレル業界の人もいないんで聞きようがないのも辛いところ。

 

誰か知ってたら教えて欲しい。

「今年の流行色」とかは「これでいくっ!」みたいな方向性を、各社どうやって決めているか、ということについて。

 

とか思ってちょっとググったら出てきた。なるほど。やはりそういうわけですね。

 

otokomaeken.com

 

今はちょっと調べたらなんでもわかるのね。

 

ちょっとした疑問を「ねぇあれってさぁ」なんて気軽に話しかけられない雰囲気!!「ググれば」ってすぐ言われちゃうの超厳しい!!!!!

 

 

という疑問をさらっと解決したような夜でした。

 

 

ザラとかトレンドの服すぎて全然ついていけない。

 

子育ての母親はみんな動きやすくて汚れてもよくて洗濯しやすくてすぐに横になれる服着て、長時間立ってても足痛くない靴はいてます。

 

毎日キャンプとかハイキング行くみたいな格好ばっかりしてるから、ふと今の自分ってそのくらい運動量あんだよな、と思ったりする。

 

 

 夫も私も子どもたちも、なんだかパタゴニア商品ばっかり買ってます。

それでいいんですけど、おしゃれしておしゃれっぽいお店に言ってお買い物とか食事したいという願望は捨てきれず。

 

はぁ。横浜いきたい。

 

なんて言ってても仕方ないので、おやすみなさい。宮本輝、おもしろいです。

 

 

これ読んでます。

 

水のかたち 上 (集英社文庫)

水のかたち 上 (集英社文庫)

 

 

次男1歳おめでとう!

やっと次男が1歳になった。

 

まだまだまーだまだ赤ちゃんだけど、とりあえず1歳になったことは私にとって大変喜ばしい事実。

 

この一年、1歳から2歳の長男と、新生児の次男を抱えて、先の見えない生暖かいトンネルとゆっくりと進んでるような気持ちだったけど、

 

最近一番しんどい時期はいつのまにか過ぎ去って、少し先の明るさが見えたきがする。

 

 

次男も長男も、みんな合わせて全部かわいい。

 

これから二人の未来が、彼らの望むような楽しい道であることを母は祈ります。

 

 

 

夫がダニに噛まれた話

先日、夫のH氏が「知り合いの酪農家さんが牧草地にするために山を8ちょう」切ったから、捨てる木勝手にもらっていっていいってさ、俺もらいにいってくるわ」と私に言った。

 

9月に建設予定の我が家、薪ストーブを設置する予定になっているんだけど、それが決定してから夫から切り出される話題の半分は薪や薪ストーブに関連したものとなっている。

 

それをきいたとき、「山を八丁?ちょうってなに?」と質問したが、「8ちょうは8ちょうだよ」などとはぐらかし、詳しい広さは答えてもらえなかった。

 

とにかく夫は農家さんがくれる木をもらいに出かけて行き、その夜マダニに噛まれたのである。

 

 

その夜私はこども2名と寝落ちして8時半に就寝しており、9時すぎに夢うつつに夫が外出から帰宅して、そしてシャワーを浴びている音を聞いた。

 

あ、H氏かえってきたんだぁ・・なんてぼんやりしたあとにまた眠りに落ちしばらくたったときに

 

「U子、ちょっと、ちょっと、ちょっときて・・・」という控えめな声でうっすら目をあけると、黒のTシャツを着ている夫がドアを半開きにして立っていた。

 

夫が寝ている私を起こすことは滅多にないので、私は何が大変なことが起こったのではないかとピンときてすぐに起きた。

 

息子たちはぐうぐうすうすう寝ている。

 

メガネをかけ、明るい部屋の光に目を細めながら、「どしたの?」と聞くと、

 

「この前さ、ちょうどダニに刺された人の話してたじゃない、それでさ、ちょっとさ、俺、ダニにかまれちゃったみたい」

冗談かと思った。

 

「え?うそっ」

「ほんと、ふふふ、でもね、なんかダニ、死んじゃったみたい」H氏はほんのり笑ってそう言うのである。

「えっ?死んじゃった?」

「あのさ、死んじゃってるのよ、スプレーかけたら死んじゃった」

「えっ?スプレー?」

起き抜けで夫にダニに噛まれた話をされて怪訝な顔をしている私の前に、H氏は「ほら、ここ」と黒のTシャツをめくっって腹を出した。

 

私は鼻を近づけてじっと見た。

その腹の中腹部、ちょど心窩部と呼ばれる部分の右側に、確かに2mmか3mmの米粒程度の大きさの黒い虫が、ちょこんとぶら下がっている。

 

「ほ・・・ほんとだ・・・・ダニだ・・・・」私はそのとき初めてダニを見た。

「ね、ダニでしょ」

「うん、超ダニじゃん・・・」

 

夫は風呂上がりに上半身裸でふんふんとくつろいでいるときに、なんだかかゆいなぁと思ってダニが噛み付いている部分をさわり、なんとなく指先に違和感を感じて、そのときに初めてダニを確認したらしい。

「あんた風呂はいって体洗ったのに気づかなかったの」

「うん、全然気づかなかった、裸でテレビ見てなかったらもっと気づかなかったと思う。」

私は「へぇ〜」と思った。

 

その後1時間程度の時間をかけてインターネットでダニに噛まれた際の対処方法などについて調べてみたが、どうもすぐに皮膚科に行け、ペットの場合は獣医に見せろ、絶対に自分で引き抜くな、としか書いてないらしい。

 

「あ、あんたも病院に行ったほうがいいんじゃないの・・・」と言いながらまじまじとその部分を観察してみると、

1センチほどに膨れ上がるという噂のダニは2-3mm程度の小ささで、素人の私がみる限りではそんなにH氏の血は吸っていないようだ。

 

ダニにかまわれているらしい周囲の皮膚にも腫脹や発赤は見られず、痛みもそんなにないようで、とにかくいますぐ病院に行かなければならないという様子でもなさそうだった。

 

「でもさぁ、どうするの、これ、普通に抜いていいの?ピンセットで?」心配そうにダニを見つめる私にH氏は説明をする。

 

「俺も調べてさ、タバコの煙をあてると嫌がって出てくるとか、ハッカ油を塗ると嫌がって離れるとか、虫除けスプレーをかけると出てくるとか色々書いてあって、とりあえず虫除けスプレーかけてみようと思ってかけたら死んじゃったの、ダニは噛まれたら口のところからセメントみたいなやつで皮膚と結合するようなもの出るらしくて、それでなかなか取れないんだって」

 

「去年も何人かダニに噛まれて死んだってニュース覚えてる?ほとんどが西日本だったみたいだけど、でもだからといって北海道だから大丈夫ってことじゃないよなぁ」

 

私はH氏の話をききながら、また「へぇ〜」と思っていた。

「でも皮膚科行ったほうがいいんじゃないの、自分でやるの怖くない?」と言う私にH氏は「これちょっとキモいけど見て」と行って、ユーチューブでダニを抜く動画を見せた。

 

そうして「犬もダニに噛まれたら病院いって抜くわけでしょ、病院行って抜くのって獣医ってことでしょ、獣医ってことは俺じゃん、だから抜いてみようかと」と言うのであった(H氏は酪農の牛や馬など大動物の獣医)。

 

俺じゃんって・・でも抜いたこともないくせに・・・と思って2回続けてその動画を見たが、

それは確かにきもかったけど確かにH氏の腹から今まさにぴょこんと出ているダニと同じような外見のダニが、ピンセットで割と簡単に抜かれる動画で、

「あ、これならできるかも」という感じに思えた。

 

「俺これやってみるからちょっと見ててよ」と言うので、わかった、見てる、と返答し、私はH氏のそばで見守った。

 

H氏は「じゃあ抜くよ」とか言いながらダニをネイルのストーンを置くときに使用するようなピンセット(主に我が家では私は鼻の脂を取るときか洗面台の排水溝のゴミをとるときに使用してる)でダニの胴体をしっかり掴み、ぐっと皮膚を伸展させて垂直に引っ張った。

 

そうするとダニがついてる皮膚は2センチくらいにょーんと伸びたあと、ぱつん!という感じでH氏の腹の部分から外れたのだった。

 

「わっ、ぬけたっ」と私はいい、すぐに準備していたティッシュの上においてもらってまじまじみると、うん、なんだからうんうん、たぶん、頭ついてるね、ちぎれてないよ、抜けた抜けた、とれた、よかった!という空気が流れ、

H氏の顔をみると「うん、だいじょうぶそうだなっ」と言って爽やかな表情でダニを見つめていた。

 

「あんた腹膜炎になって自分でオペするブラックジャックみたいだね、かっこいい」と言うとH氏はまんざらでもない顔をして、「へへっ、抜けだでしょ?」と少年のような顔で笑っていた。

 

 

この度H氏は、別に山じゃないんだけどっていうような場所で木を切っただけ、といっていたが、やはり山じゃない場所でも木があるところにダニは生息することが明らかになったし、

長袖長ズボン、カッパに長靴というスタイルで作業していたらしいがダニにかまれたので、首の部分もガードしないとダメだという反省点が浮き彫りになった。

 

「ダニ怖いね、感染症で死ぬ場合もあるし、潜伏期間は6日とか書いてあるからほんと心配」「もし変なウィルスに感染したら8人に1人は死ぬらしい」「治療法はない」「治療法はないけども一応なんのダニに刺されて死んだのかはわかったほうがいいからダニは捨てないで取って置くほうがいいかも」などということを話して、

 

とりあえず7日経つがH氏は元気でいきているし、2mm程度の蚊に刺されたような傷が残っていたがそれも瘡蓋になってほとんど痛みもないらしいので、まずは安心してよさそうだと思う。

 

それからH氏はそれがトラウマになり、ちょっと黒い何かが体についてたり落ちてたりするとダニかと思って「びくっ」となると話してのでそれが後遺症と言えると思う。

 

 

その後H氏の実家で「この前H氏、ダニに噛まれたんだよ」と家族に報告すると、

お義母さんは「かわいそう!昔遠足でパンツの中に入って噛まれちゃって家に帰った子いたよ〜〜〜〜!!!」と言い、

お義父さんは「死ぬんだぞ、ダニは!気をつけろよ!!!」と言ってきたその2時間後くらいに「Uちゃん、あのな、俺も実はな、変な話、玉をダニに食われたことあるんだぞ」とカミングアウトしてきた。

 

お義父さんとお義母さんはどうやらダニは柔らかいところがすき?らしく、睾丸をダニに噛まれた際は痛いし腫れるし最悪で、ほんとそういう場合は病院に行かなくちゃダメだ、ということを教えてくれた。

 

 

そのような一連の経験で私が思ったことは、

 

もし私が家に帰ってきて風呂上がりに自分の腹からダニの体がぴょこんと出ているのを発見したら

「ぎやあああああああああ!」とまず叫ぶのは間違い無いだろうし、

そのあとH氏をパニックになって叩き起こし「とってぇ!!!!!とってとってとってとってっぇぇぇぇxw」と泣き叫び、直ちに自分のK自動車を飛ばして救急外来に飛び込むだろうし、間違いなく涙は出るだろうと思った。

 

しかしH氏は冷静にダニを腹からぶら下げたまま、対処方法について検索したり、対処したり、なんだか色々けっこうすごいし、私ってこういう人と結婚したんだなぁとしみじみ思ったし、

私は絶対にダニにかまれたくないし、息子たちにも噛まれたくないので、できるかぎりの予防をしようと思った、

 

 

というだけの話です。

 

 

今は私が住んでる市内でダニ発生しまくってるらしいので、みなさまもお気をつけあそばせ。

 

 

ということでおやすみなさい。

 


ダニ(ヤマトマダニ)を抜く